今日はお友達から、最近萌え小道具と名高い赤ブチ眼鏡をかけて部活にのぞめと言われました。
罰ゲームってやつです。
くっそー!!こんなことなら変なカケにのるんじゃなかった・・・!!
すいません。今頃後悔とかちょっといけませんよね。


もしかしたら誰かとときめきイベントが発生してしまうかも☆




























「跡部ー。この前の分厚い書類のことなんだけど・・・。」


「あー?てめぇはまだ処理終わってなかっt・・・。」



部活へ行く途中に、前を歩いている跡部を見つけたので声をかけると、何かまた暴言に近いものをはきつつ後ろを振り返った跡部は・・・止まりました。




「・・・何ですか?」


「そのうさんくさい眼鏡は何だ。」



これはねーと説明しようとするあたしの言葉を遮って跡部が口を開く。




「お前は頭だけじゃなく目まで悪くなったのか。ハッ。お前の人生退化をたどる一方だな。」


人をあざ笑うこの態度に、気付けばあたしは手のひらを固くにぎり、跡部の肝臓あたりをめがけて力の限り拳をくりだしておりました。

「っ!!痛ってな!!」

「あんたなんて肝臓のアンモニアを尿素に分解する働きが超低下して、アンモニア人間になっちゃえばいいのよ!!」

捨て台詞のようにそう吐き捨て走り去るあたしを、肝臓の痛みから立ち直った跡部がもの凄い形相で追いかけてきて、広い広い校庭のど真ん中で、取っ組み合いの喧嘩に発展したのはまた別のお話。